2011年07月25日
演劇を知らない人も観劇に出かけたくなる。有川浩『シアター!』
記念すべき第1冊目のご紹介です。
有川浩 『シアター!』
1冊目、といいましたが、1・2巻が出ていますので
2冊分紹介します。
私はこの有川浩さんの作品が大好きで、
新作が文庫で出るのをいつもすごーく楽しみにしています。
今回も、近所の本屋さんでたまたまみつけて「おぉ!」と即購入。
2冊を約3日で読破しました。
●○●○●○●○●○●○ 【 作品紹介 】●○●○●○●○●○●○
2年間で300万円の借金を、劇団の収入で返す。
できなければ解散。
そこそこ人気でファンもついている小劇団「シアターフラッグ」。
資金難と内部分裂から劇団解散の危機を迎えた主宰の春川巧は、
兄の司に借金を頼む。
もとより、弟が長く演劇の世界にいることを快く思っていなかった司は
借金の肩代わりの条件を突きつける。
2年間で300万円を完済すること。
その収益は劇団の収益からしか認めないこと。
つまり、2年間で300万円の売上げを上げる劇団になれ、と。
「一般的な世界で働くサラリーマン」司が指揮を執り、
徐々に巧たち劇団員は、収益を上げることを目指した活動に舵を切る。
巧たちは借金を返せるのか?
劇団員と彼らを見守る家族を描いた群像劇。
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作者有川浩の代表作、「自衛隊3部作」に続き
今回も、「劇団」という一般の人には馴染みの薄い世界が
とてもリアルに活き活きと描かれ、面白い!
全部で10人の劇団員と、司など家族や周囲の人間も交え
結構な数の登場人物ですが、それぞれのキャラクターのかき分けや
掛け合いの軽妙さで、読者を混乱させることなくストーリーを展開する
筆致は、さすが、の一言。
得意のラブコメもちらりちらりと挟まっています。
劇団が主軸のストーリーですが、意外と「劇中劇」は少なめ。
ありがちな脚本調にページを割くことなく、さらっと進みます。
あらすじの通り、主な筋は借金返済ですから裏方の話が中心で
これがまた、マイナーにマイナーな選択ですが、
演劇界に詳しくなくても、違和感なく読み進められるから不思議。
家族愛
リーダーシップとチームワーク
自分との向き合い方
経営と収支
などなど。
会社員の私もはっとすることが多い要素が満載です。
ぜひ、同世代の20代〜30代で会社勤めをしている方々に
読んでみて欲しい1冊です。
ひよこ。
posted by ひよこ at 18:37| Comment(0)
| 読書日記
2011年07月23日
いよいよ
はじめまして。ひよこです。
インターネット系の会社で働いているOLです。
仕事のスキルアップを兼ね、一大決心をして、ブログを始めることにしました。
読書が好きなので、まずはネタに困らなさそうな読書日記から。
読んだ本を随時、ご紹介していく予定です。
時々、過去読んだ本にも触れるかもしれません。
小さい頃から、本はたくさん、自分の身の回りにありました。
夜には必ず、母が読み聞かせをしてくれました。
最初に読んだ本は、憶えていません。
『桃太郎』『大きなカブ』といった有名童話の絵本を、
まだ文字も読めないのに、耳コピで、一生懸命ページをめくりながら唱えていたそうです。
物心ついたときには、すっかりお伽の世界の虜。
『モモちゃんとアカネちゃん』
『やかまし村のこどもたち』
『ムーミン谷シリーズ』
『点子ちゃんとアントン』
『リンゴの木の上のおばあさん』
・・・などなど。
大好きなシリーズを沢山持っていました。
特に、聞き慣れない食べ物の名前や習慣が沢山出てきて、
想像力を刺激してくれる、ヨーロッパ物が大好きでした。
映画やミュージカル、バレエなどと違い、本の世界には音も映像もありません。
作家のチカラと、読者の想像力のコラボによって、生み出される世界。
それが、本の世界。
物語の展開のスピードや、音も、読者の手に委ねられ
登場人物の口調や容姿も、もちろん描写や挿絵はあるものの
基本的には読者の頭の中で肉付けされます。
同じように「面白かったね!」と話しあうことがあったとしても
同じモノを見ているとは限りません。
面白い本に出会えたときこそ、独占欲と自尊心がちょこっと顔を覗かせるような。
そんな本の世界に夢中です。
一人よがりなブログになってしまうかもしれませんが、
ほんのときどき
新しい一冊に出会うきっかけになったり
「そうそう!」と共感して嬉しくなったり
誰かの笑顔のモトになれれば、幸いです。
posted by ひよこ at 18:20| Comment(0)
| 徒然